【無痛】西島秀俊インタビュー!○○を寄せないように?
ドラマ【無痛】で主演を演じる西島秀俊さんのインタビューをお送りします。
“神の診療眼”を持っている医師、
為頼英介(ためよりえいすけ)を演じている西島秀俊さん。
原作は現役の医者である久坂部羊さんのベストセラー小説です。
主人公の為頼英介(ためよりえいすけ)は、
人間を外側から見ただけで、
健康状態や病気の進行の状況を読み取るという能力を持っています。
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西島 「為頼(ためより)の見た目は天才医師のイ
メージとは程遠い、
うだつの上がらない中年です。
ぼんやりしていてよく笑う、
割と素の自分に近い感じですね。
このところ殺し合いのドラマが続いただけに、
『普段通りの朗らかな西島くんをもっと出したい』
と監督もおっしゃっていて、
眉間にシワを寄せないように!
とよく注意されます(笑)」
西島さんがうだつの上がらない中年はめずらしい気がします。
殺し合いのドラマだと眉間にシワが寄ることおおでしょうね。
朗らかでいるのですが、
為頼(ためより)の笑顔は虚無感がなにかしら漂ってますね。
西島さんの奥行のある芝居は見所ですね。
西島 「患者さんの予後も診(み)えてしまうのは、
果たして医者として喜ばしい能力なのか。
中には治せない患者さんもいるわけですから、
そこには必ず葛藤があるはずです。
為頼(ためより)もやっぱり、
自分の能力を持て余してるところがあってーー」
たしかに助からないのがみえてしまうのも辛いですね。
それに加えて、
為頼(ためより)の鋭い観察眼は、
犯罪者が放つエネルギーの一種である“犯因症”まで診(み)えてしまう。
西島 「本当にやっかいな能力ですよね。
だけどそれが、
何か世の中の役に立つかもしれないと前向きに
なれたら、
為頼(ためより)の顔つきも少しずつ変わっていく
と思います」
やっかいな能力をプラスにできたらですね。
そして、
自らの能力がとある事件を未然に防いだことを機に、
為頼(ためより)は医者版探偵として活躍することになります。
為頼(ためより)のバディの刑事は、
長年の友人であるという伊藤淳史さんが演じます。
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西島 「あっくん(伊藤淳史)とドラマでバディを組
むのは2度目。
彼は僕にとって特別な存在の俳優で、
前回もとてもいい関係性を演じることができたの
で、
また相棒役をやりたいとずっと願っていました」
伊藤淳史さんとは長年の友人なんですね。
あだ名で呼び合ってるのいいですね!
そして一方、
為頼(ためより)と同じ能力を持つライバル医師を演じる伊藤英明とは、
本作が初共演となります。
西島 「英明くんは大病院の院長。
僕は今にもつぶれそうな診療所の町医者。
立ち位置や志は全く違うのに、
力は拮抗(きっこう)している関係って面白いんで
すよね。
そこには反発だけではなく、
奇妙な共感も生まれる気がしていて。
しかも英明くんは映画『海猿』であっくんとバディを
組んでいるだけに因縁めいたものも感じていて、
共演が楽しみで仕方なかったですね」
同じ能力をもっていて、かたや、大病院、かたや、潰れかけ。
この構図面白いですね。
そしてあっくんを巡っての因縁(笑)いいですね。
物語は現代の医療制度や刑法の矛盾を突きながら、
1話完結の事件解決ストーリーが描かれています。
西島 「タイトルにもあるように本作のテーマは
『痛み』です。
もし心も体も痛みを感じなかったら、人間はどう
なるか。
もしかしたら他者の痛みも理解できなくなるかも
しれない。
痛みってとても人間らしい感覚で。
僕自身、
アクションの芝居でも痛ければ痛いほどアドレナ
リンが出るので無痛だと困りますね。
ただ今回は医者なのでそんなに立ち回りはない
だろうし、
(刑事役の)あっくんをうらやましく眺めることにな
りそうです(笑)」
テーマである痛み、痛みを感じることによって他者の痛みが理解できる。
大事なことかもですね。
ドラマ【無痛】これからどんな展開になっていくのでしょうね?
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