そろそろ国立大学の受験がはじまり私立の後期も終わります。
受験が終わった方は勉強は一旦休憩して、
この春休みにぼっちにならない大学生になる準備をしましょう!
みなさんは受験中こんな言葉を聞いたことがあると思います。
「受験で受かることが目標ではなく、その後が大事」
たしかにいい言葉ですが、
大学での勉強は中学高校のようないわゆる集団で同一のものを受けるのではなく、
自分の意志で受講する授業を決定するタイプなのです。
ここに日本の大学生活の難しさが隠れているのです。
今日から複数回にわたって元カリスマぼっちの私が、
ぼっちからキョロ充、そしてソロ充、そして最終的には「この大学に入ってよかった」と、
そう思えるようになるまでの心の動きを実例を上げて説明しようと思います。
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ぼっちが生まれるシステム 3月編
以下の文章は100%ノンフィクションです。
※学部名、人名、授業名などはフィクションです。
私は高校3年の夏から勉強を開始し、
日に15時間以上の勉強を毎日くり返し、
夏の時点でセンター試験250点中28点だったにも関わらず、
本番センター試験で250点198点を取り、
さらにMARCHに合格するという快挙を成し遂げました。
大学もマーチだし、ほんとに努力って報われるんだな、、、
なんて思ってこれから先の出会いに思いを馳せていました。
私が合格したのは国際学部と経営学部、
進学したのは国際学部にしたのには理由があります。
そう、女子が多いからです!
というのも受験始まってすぐに当時の彼女にふられ、
その理由は私が勉強に熱中して遊んでやらなかったから。
そのうっぷんを晴らすために女子大生たちとの出会いを期待していました・・・。
そして授業を決める時に一生懸命考えた末に、
「国際思想」「イスラム教入門」「東洋史Ⅰ」・・・を受講しました。
そしていざ授業にいってみると、
いわゆるオ◯クしかおらず皆授業中にPSPでモンハンをやっている、
期待していた女子大生の姿形もなく1人で無言で過ごす日々が続きます。
もちろん友達などできず一人寂しく過ごしている私に、
同じ高校出身で同じ学部のM君が声をかけます。
「久しぶりだな-!元気?」
「お、おう!元気だよ-!」
「授業何とってんの??」
「国際思想とイスラム教入門と・・・」
「まじ?おもしろいの?それ??www」
ここで大事なことは、
友達こそいないものの、それらの授業は私にとって興味のあるものですので、
私の授業に対する満足度は高かったのです。
「うん、面白いぜ」
「ふーん、授業で友達できた?」
「いや、オ◯クしかいなくてできてないww」
「だろうなww」
「Mはどの授業とってんの?」
「俺は英語演習Cとってるよーつぎそれだもん」
「へー難しそうだな-」
「そう思うっしょ?ww実際くっそ楽ww」
「まじ?ちょっと行ってみていい?」
「いいよー!来いよ来いよ」
そして難しそうに感じるこの「英語演習C」ですが、
実際にはPC画面上でTOEIC対策と称したアプリケーションを操作するだけで、
教授の姿こそあるものの、皆YouTubeやツイッターをいじっていても一切咎められません。
そしてMと教室に入ると、
「M、おっせーよー!」
「でたよMwwまた寝坊したっしょ??ww」
金髪や茶髪に染め、眉毛のないイケメンとギャルたちに囲まれ、
「寝坊してねーしww友だちと会ってたのww
こいつA、俺と同じ高校出身のやつ!」
「ど、ども」
久しぶりに学校で言葉を発したためにおもいっきりどもってしまった私。
金髪茶髪たちも違うグループのやつだということを感じ取り、
私もそれを感じ取ってしまいました。
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ここにいてはいけない、と瞬間的に感じた私。
「じゃ、じゃあ俺戻るわ!!」
「え、もう帰んの?」
「お、おう!じゃあね!」
「お疲れした-」ケータイポチポチ
ここで私が思ったことは2つです。
・自分はリア充の仲間に入ることはできないのか・・?
・なぜあいつらは楽な授業を知っているのか・・・?
おおきく分けるとこうなります。
そして最も大きい気持ちこそが、
「俺もオ◯クの一部と思われているのか・・?」
今まで自分よりもカーストが低いと思って見下していたやつら、
そんな彼らは共通の趣味を持つ友だちがいて、
毎日昼休みに食堂でモンハンをしながら楽しく話している。
対して自分はどうなんだろう。
大学にはいって教授とコンビニの店員さん以外と話していないし、
友達らしい友達もできてないし、Mはもう完全にリア充側だし何より違うグループだ。
自分の服装を省みると、
高校生に毛が生えた程度であり、原宿の手前の店で買った3000円のジャケットに、
2000円のカラフルなチェックのパーカー、
ぶっちゃけどんな服を買えばいいかわからないって思ってるけど、
実際周りよりもダサいのは理解してるつもり。
あ、俺完全にアウトカーストだは
こう思ってしまい一周思考が停止したまま、
なんだかダサい格好をして大学にいるのが恥ずかしくなり、
いったん帰ることを決意した俺。
そして感じたことのない嫌な気持ちをいだき帰宅した俺、
早速服を脱ぎ、服をあるだけひっぱってファッションショーを開催。
すこしでもいい格好しないとおれはこのままずっとぼっちだ。
しかしそんないい格好出来る服があればとっくに着てますよ・・・
ないんですよ・・・どんなに組み合わせを変えても同じレベル。
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学校行けねえよ・・・
やめようかな・・・
実際やめることはないけど一瞬そう思った私。
受験終わって入学式までの春休みの間にしっかり準備しなかったことが原因だ。
しかし原因を追求しても現状は変わらない。
「原因追求よりもまずは対策を打たないといけない」
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
この俺名言は今でこそ私の行動の中核として機能していますが、
今にして思えばこのときが最初だったのかもしれません。
そして早急に服を買いに行くことを決意したのでした・・・・。
なによりもこのままじゃまずい、
俺はぼっちになるためにあんなにつらい受験勉強をしたんじゃない、
楽しく過ごすためにはいったのになんだこれ。
神様はなんで試練ばかりをお与えになるのか。
でも実はこれ誰にでも起こりうることなんですよ。
他人事だと思わずに新大学生の方に読んでほしい悲しい話です。
次回は服装編、履修科目決定論についてお話しようと思います。